JUST IN SOUND ジャストインサウンドを上手く鳴らす ドアスピーカー編

■ドアスピーカー編

 

JUST IN SOUNDスピーカーキットはトレードイン感覚で手軽に交換出来るスピーカーです。純正を取り外し、ジャストインサウンドに交換するだけで音質アップ。

しかし、更に一手間付け加えるだけで驚く程、劇的に音質アップが可能です。ここでは、その音質アップの方法をご紹介していきます。

 

●スピーカーバッフルのデッドニング

 

難易度 ★☆☆☆☆

ジャストインサウンドスピーカーバッフルは一般的に市販されているスピーカーバッフルに比べ、高さがあります。車種にもよりますが、高さが60mm位あるものもあります。高さがあればそれだけスピーカーを前面に持ってこれるのでスピーカー裏のクリアランスを多く取る事が出来ます。

 

バッフルの厚みの違い.jpg

 

 

スピーカー裏のクリアランスが大きいという事はスピーカー裏から発せられる逆相音の処理が行いやすい事を意味します。前から発せられる正相音に目が行きがちですが、裏の逆相音を上手く処理できないといくら正相音に手をかけても良い結果は導き出せません。

是非、裏の逆相音にも目を向けてください。

 

で、ここからが本題。

スピーカーを固定するマウントにデッドニングを貼り込む方法です。振動軽減に加え、バッフルの質量アップにもつながります。

DSCF1951s.jpg

デッドニングを貼った例

 

ジャストインサウンドは純正デッキ又は社外ナビの内蔵アンプ駆動を想定しています。(もちろん外部アンプシステムに組めば音質は更に激変しますが・・)純正アンプ程の駆動力のアンプならジャストインサウンドのバッフルそのままでも問題無いのですが、デッドニングを貼っていくと音が変化するので好きな音質に追い込んで行くことが出来ます。

 

内蔵アンプ位の駆動力なのに、カチカチのバッフルでデッドニングをたくさん貼り込んでしまった結果、全く響きの無くなった寂しい音がしている車もよく見受けられます。確かに他の振動が無い訳ですから正確な音なのかもしれません。が、楽しくなくては本末転倒です。音楽は多少乱れがあっても楽しい方が良いじゃないですか!

 

デッドニングを貼る際の注意点として・・

バッフル自体の脱脂を行ってください。

→油分が残っていてデッドニングの密着度が低いと効果半減です。

 

デッドニング素材はブチル系でもアスファルト系でも構いません。貼りやすいのはブチル系でしょうか。アスファルト系はヒートガンが無いと貼れません。ドライヤーの熱だとちょっと厳しいかもしれません。

ただブチル系は貼りやすいですが、剥がすのは大変です。音の調整で剥がしたりする場合は覚悟が必要です。

 

スピーカーバッフルに貼るのに効果的なデッドニング材

JUST IN SOUND ジャストインサウンドを上手く鳴らす スピーカー編2

■ドアスピーカー編2

 

今回はドアのデッドニングについてです。

 

 

●ドアのデッドニング

 

難易度 ★★☆☆☆

(音のチューニングまで考慮すると★★★★★)

最近はデッドニングが一般的に認知されてきて、ドアにデッドニング材を貼ってみようという方も増えてきたのではないでしょうか?一見地味な作業ですが、効果は覿面で非常に理にかなったシステムアップだと思います。

 

最近の欧州車のドアはインナーパネルにサービスホールが空いていないドアが増えてきました。

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 これはゴルフ7のドアです。サービスホールが無いのでビニールも付いていません。

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アウディA3(8P)。こちらもサービルホールはありません。

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 メルセデスベンツCクラス(W202)。ガッツリとサービスホールが空いてます。

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 FIA500。こちらもサービスホールがあるタイプ。

 

このようにクルマによって形状や構造は様々です。これが、同じスピーカーを異なるクルマに付けた時に音が違って聞こえる所以です。

 

ジャストインサウンドのスピーカーを取り付ける場合は、軽くデッドニングを貼る位が一番良いです。

 

欧州車の鉄板は国産車に比べ、分厚くて頑丈です。あまり貼りすぎるよりは少なめに貼った方が好結果を生む場合が多いです。

 

●サービスホールの無いクルマ

サービスホールが空いていないドアパネルの場合はアウターパネルは全く貼らない、又はコマ切れのデッドニング材を少量貼り、スピーカー裏の処理(後述)とドア内張りの処理(後述)を重点的に行います。

インナーパネルは音出しをして共振している箇所にのみポイントで制震します。

 

●サービスホールのあるクルマ

サービスホールが空いているドアパネルの場合はアウターパネルにコマ切れのデッドニング材を少量貼ります。純正のビニールシートを戻すならインナーパネルは塞がずに内張りの処理(後述)を重点的に行います。ビニールを戻さないなら防水の機能も兼ねてインナーパネルのサービスホールにデッドニングシートを貼ります。この時、音を透過しにくいデッドニングシートを貼るようにしてください。音が透過していると水の浸入を防ぐ機能しか果たしません。

 

音の透過が少ないデッドニング(防音)材

 

 

つづく

JUST IN SOUND ジャストインサウンドを上手く鳴らす スピーカー編3

■ドアスピーカー編3

 

●インナーパネルのカット

 

難易度 ★★★★☆

純正のスピーカーで多いレイアウトはドア前方下部です。ロケーションとしてはまずまずなんですが、高音質にはまだまだ条件が悪い場合があります。

 

ズバリ、

インナーパネル部分のスピーカー開口部が非常に狭い事。

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これはアルファ147の例です。スピーカーバッフルに対してインナーパネル開口部が非常に小さい事が分かります。つまりこれはスピーカー裏側から発せられた逆相音がドア内に抜ける部分が遮られ、そのままスピーカーコーンに跳ね返ってきます。

これでは良い音は望めません。

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アウディA3スポーツバックの例。こちらも開口部が小さいですね。

DSCF1927s.jpg

こういう場合は、インナーパネルを少しカットしてあげるとスピーカーがスムーズに振幅できるようになります。このインナーパネルは非常に厚みがありますのでエアソーなどの工具が必要になります。一度、専門業者に相談するのが良いでしょう。

DSCF1926s.jpg

インナーパネルをカットした場合は必ず防錆処理を忘れずに。ドアパネルが錆びてきたら目も当てられません・・・

 

つづく

JUST IN SOUND ジャストインサウンドを上手く鳴らす スピーカー編4

■ドアスピーカー編4

 

●背圧コントロール

 

難易度 ★★☆☆☆

 

続いてはドア内部の処理です。一般的なドアインストールの場合はインナーパネルにスピーカーを固定します。つまり、ドアの内部(インナーパネルとアウターパネルの間)にはスピーカーから発せられた音の逆相の音が放出されているわけです。この逆相音が悪さをして、変な共振音を発生させたり、定在波を起こしたり、アウターパネルに反射してスピーカーに返ってきたりしてピーク・ディップなどを作ってしまいます。なのでこの裏側に発せられた逆相音をどうコントロールするかが非常に重要になってきます。オーディオプロショップのインストーラー達はこの辺りも熟知しており、上手くチューニング出来るのですが、一般的にはかなり高度な知識とノウハウが必要になります。

この難しいチューニングを同じとまではいかないまでも効果的に行う方法とはズバリ・・・

コレです。↓

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これをスピーカーの真裏の位置にあたるアウターパネルに貼る。

 

以上。

 

非常に簡単です。

これは制震材と吸音・拡散材が一緒になった製品です。

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表面は吸音効果のあるフォーム材。これが波型に成型されており、スピーカー裏から発せられる逆相音を上手く吸音・拡散してくれます。

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パネル側はブチル系制震材になっています。アウターパネルにきっちり密着して制震効果を高めます。(貼る時は脱脂を忘れずに。)又ブチル材とフォーム材の間にはアルミシートを挟み込み、より効果的な制震効果を発揮します。

 

ジャストインサウンドスピーカーとこの吸音拡散制震材のマッチングも非常に良く、これをスピーカー裏に貼るだけでピーク・ディップの無いフラットな特性になります。

 

吸音拡散制震材はこちら